北海道新幹線の札幌延伸に向けた工事の影響で、2021年10月から札幌駅の北側連絡通路が使用できなくなります。
札幌駅には在来線の線路が11線敷かれていますが、このうち最も南側の1番線については新幹線に転用することが決まっています。反対の北側にある11番線は現在、ホームのない待避線として使用されていますが、線路・ホーム不足を補うため新たに11番線ホームを設置する工事が進められています。2022年秋のホーム使用開始に向けて改札内コンコースの増設工事等が行われるため、改札外の北側連絡通路が10月1日(金)から閉鎖され、通行できなくなります。
工事期間中の札幌駅を挟んでの東西の徒歩移動は、南側連絡通路または北口駅前広場のう回路を利用することになります(構内図は下図を参照)。
北海道新幹線の新函館北斗駅〜札幌駅間は、施設保有者の鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)が2030年度末の完成を目指して延伸工事を進めています。札幌駅での在来線施設の移設および、新幹線駅部分の新設については、鉄道・運輸機構がJR北海道に委託するかたちで工事が行われます。上記の1番線とさらに南側に敷設する0番線が新幹線の線路となり、新幹線ホームは既存の駅施設の東側につくられることが決まっています。